【お粥の炊き方】10倍粥から軟飯の目安量と作り方！【完全保存版】

離乳食の主食といえば「お粥」！

赤ちゃんの離乳食といえば、お粥。初めての主食として、最も基本的なメニューです。

生まれてからずっと母乳やミルクで過ごしてきた赤ちゃんが、初めて「食べ物」として口にするのがこのお粥。

最初の一さじから始めて、赤ちゃんのペースに合わせて少しずつ量や固さを調整していくことが大切です。

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なぜ離乳食は「お粥」から始めるの？

離乳食のスタートが「お粥」なのには、次の3つの理由があります。

① アレルギーを起こしにくい

お米はアレルギーを起こしにくい食材のひとつ。ただし、ごくまれにアレルギー症状が出ることもあります。気になる場合は医師に相談し、「低アレルゲン米」などを使うのも一つの方法です。

② エネルギー源になる

お米は炭水化物。赤ちゃんの活動を支える大切なエネルギー源です。ミルクに代わって、徐々に主食としての役割を担っていきます。

③ 消化にやさしい

炭水化物は消化に時間がかからず、たんぱく質や脂質よりも胃に負担をかけにくいのが特徴です。まだ消化器官が未発達な赤ちゃんにもやさしい食材です。

お粥の進め方と時期別の目安量

進め方の基本

離乳食初期は「10倍粥を小さじ1（＝1さじ）」からスタート。

慣れてきたら、2さじ、3さじ…と様子を見ながら少しずつ量を増やしていきます。

これは以下の2つの理由からです。

• アレルギーの有無を確認するため
• 赤ちゃんの胃腸に負担をかけないため

はじめのうちは赤ちゃんが「もっと食べたい！」とアピールしてくることもありますが、最初はあえて少なめに進めるのがポイントです。

時期別のお粥の固さと目安量

時期	固さ	目安量	補足
初期	10倍粥～8倍粥	5～30ｇ	最初は完全にすりつぶして滑らかに
中期	7倍粥～5倍粥	30～90ｇ	少しずつ粒を残し、水分も減らす
後期	5倍粥～軟飯（3倍粥）	90～85g※1	もったりした重みのある粥に
完了期	軟飯～ご飯	85～90g（軟飯） 80g（ご飯）※1	最後は普通のご飯へ移行

お粥・軟飯の作り方（時期別）

初期（10倍粥）の作り方【レンジで簡単】

まだ量が少ないので、炊き立てご飯＋電子レンジでOK。

下の表を見れば、ご飯と水の比率が分かります♪
（あくまでも目安です♪）
↓作りたい分を計算して作ることができます♪

固さ	炊き立てのご飯	水
10倍粥	1	5
9倍粥	1	4
8倍粥	1	3.75

【10倍粥の作り方】

材料
※少し多めに作れる分量です。
※8倍粥・7倍粥も同じ手順で作れます。
※材料の量は「目安量表」をもとに調整してください。

炊き立てのご飯：  20ｇ
水　　　　　　：100ｍｌ

• 耐熱容器にご飯と水を入れ、スプーンで軽くほぐします。
• ラップをかけて、電子レンジ（600W）で2分加熱します。
• 加熱後はそのまま10分ほど置いて蒸らします。
• ブレンダーやすり鉢でなめらかにすりつぶします。
• フリージングトレーなどに小分けし、粗熱が取れたら冷凍庫で保存します。

中期以降（7倍粥～）の作り方【炊飯器使用】

食べる量が増えてきたら、お米から炊飯器で炊くのがおすすめです。

下の表を見れば、米と水の比率が分かります♪
（あくまでも目安です♪）
↓作りたい分を計算して作ることができます♪

固さ	米	水
7倍粥	1	7
6倍粥	1	6
5倍粥	1	5

【7倍粥の作り方】

材料　
※5.5合炊きの炊飯器で作るレシピです
※8倍粥も同じ手順で作れます
※分量は「目安量表」をもとに調整してください

米：  65ｇ
水：455ｍｌ

• 炊飯器の内釜に米を入れ、やさしく研ぎます。
• 分量の水を加え、「おかゆモード」で炊飯します。
• 炊き上がったら、そのまま数分蒸らします。
• マッシャーやスプーン、すりこぎなどでお粥を好みの滑らかさに潰します。
  　※月齢や赤ちゃんの食べ具合に合わせて、粒を残すかどうか調整しましょう。
• フリージングトレーなどに小分けし、粗熱が取れたら冷凍保存します。

離乳食後期　お粥～軟飯の作り方

離乳食中期と同じく、お粥（軟飯）を食べる量が増えてくるため、炊飯器でお米から炊いていきます。

下の表を見れば、米と水の比率が分かります♪
（あくまでも目安です♪）
↓作りたい分を計算して作ることができます♪

形態	米	水
5倍粥	1	5
4倍粥	1	4
柔らかめの軟飯	1	3

※柔らかめの軟飯＝３倍粥です♪

【5倍粥の作り方】

材料　
※5.5合炊きの炊飯器で作るレシピです
※4倍粥も同じ手順で作れます
※分量は「目安量表」をもとに調整してください

米：100ｇ
水：500ｍｌ

• 炊飯器の内釜に米を入れ、やさしく研ぎます。
• 分量の水を加え、「おかゆモード」で炊飯します。
• 炊き上がったら、そのまま5〜10分ほど蒸らします。
• マッシャーやスプーン、すりこぎなどで、お粥を軽く潰して好みの形状にします。
  　※月齢や赤ちゃんの食べ具合に合わせて、粒の残し具合を調整しましょう。
• フリージングトレーや保存容器に小分けし、粗熱が取れたら冷凍保存します。

【柔らかめの軟飯（3倍粥）の作り方】

材料　
※5.5合炊きの炊飯器で作るレシピです
※分量は「目安量表」を参考に、お子さんの食べる量に合わせて調整してください

米：220ｇ
水：660ｍｌ

• 炊飯器の内釜に米を入れ、やさしく研ぎます。
• 分量の水を加え、「おかゆモード」で炊飯します。
• 炊き上がったら、5〜10分ほど蒸らして落ち着かせます。
• フリージングトレーや保存容器に小分けし、粗熱が取れたら冷凍保存します。

【離乳食完了期　軟飯の作り方】

食べる量が多いため、炊飯器でお米から炊いていきます。

下の表を見れば、米と水の比率が分かります♪
（あくまでも目安です♪）
↓作りたい分を計算して作ることができます♪

形態	米	水
柔らかめの軟飯	1	3
普通の軟飯	1	2
ご飯	1	1.2

※柔らかめの軟飯＝３倍粥です♪
（作り方は上に記載しています）

【軟飯の作り方】

材料
※5.5合炊きの炊飯器で作るレシピです
※少し多めの分量になっています
※分量は「目安量表」を参考に、お子さんの食べる量に合わせて調整してください

米：250ｇ
水：500ｍｌ

• 炊飯器の内釜に米を入れ、やさしく研ぎます。
• 分量の水を加え、「おかゆモード」で炊飯します。
• 炊き上がったら、5〜10分ほど蒸らして落ち着かせます。
• フリージングトレーや保存容器に小分けし、粗熱が取れたら冷凍保存します。

お粥の進め方は「赤ちゃんに合わせて」が基本！

今回ご紹介した進め方や目安量はあくまでも参考の目安。

• 食べる量
• 固さの好み
• 体調や発育

すべて赤ちゃんによって異なります。

焦らず、赤ちゃんのペースでゆっくり進めていくことが一番大切です♪